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デイサービスでの急変時は、迅速な初期対応と連携が命を守るカギとなります。デイサービスは比較的安定した高齢者が利用する場ですが、突然の体調の悪化や転倒、誤嚥などによる急変は珍しくありません。
デイサービスでは医師が常駐していないため、急変時の対応は看護師に委ねられます。いざという時に冷静に行動できるよう、看護師が押さえておくべき急変対応のポイントを確認しておきましょう。

デイサービスでの急変時には「初期対応」と「迅速な連携」が決め手
デイサービスでは、救急車が到着するまでの「初期対応」と、医療機関や家族との「迅速な連携」が利用者の命を守る重要な役割を果たします。ここでは、急変時の対応のポイントを解説します。
1.意識・呼吸の確認が最優先
急変時には、まず利用者の意識レベルと呼吸状態を素早く評価することが重要です。これらの情報は、医療機関や救急隊への報告時に欠かせません。
- 意識レベルと呼吸状態を観察する
- バイタルサインを測定し記録する
異常がある場合は、速やかに応急処置と救急要請を行います。
2.職員間での情報共有
急変時には、職員間の迅速な情報共有が欠かせません。特に看護師は状況を的確に判断し、ほかの職員へ適切な指示を出すことが求められます。
- 役割分担を明確にする(利用者の安全確保、救急車の誘導、家族への連絡など)
- 利用者の状態を記録し、経過を把握する
チーム全体で協力しながら混乱を防ぎ、適切な対応を進めます。
3.救急隊や医療機関との連携
救急車を呼ぶときは、以下のポイントを意識しましょう。
- 利用者の状態(意識やバイタルサインなど)を正確に伝える
- 救急隊の到着までに、経過記録(現病歴・既往歴や内服薬状況など)を準備する
- すぐに家族に連絡し、病院搬送の同意を得る
これらの対応を迅速に行うことで、利用者の生存率が高まります。日頃から、急変時の対応手順をチーム全体で共有し、定期的なシミュレーションを実施することが重要です。
また、AEDなどの緊急機器の設置場所を全職員が把握し、適切に使用できるようにしておきましょう。利用者の健康状態や服薬情報を確認・記録し、緊急時に迅速に提供できる体制を整えることも大切です。

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デイサービス看護師が経験した2つの急変事例とその対応
ここでは、看護師歴7年の筆者が実際にデイサービスで経験した急変事例と、その際に行った対応や予防策をご紹介します。
【事例1】入浴時に滑って転倒し、尻もちをついたケース
入浴介助中、利用者が浴室の床で足を滑らせ、尻もちをついたケースです。頭部は打たなかったものの、「腰が痛い」と訴えました。
【実際の対応】
- 痛みの確認を行い、動かないよう伝える
すぐにどこが痛いかを確認し、痛みを訴えた部位を観察しました。無理に動かず、そのままの姿勢で安静にしていただくよう伝えました。 - 応援を呼び、複数人介助で移動
ほかのスタッフに応援を要請し、複数人で支えながら慎重に脱衣所まで移動しました。 - 職員と家族に報告し、経過観察を依頼
その後の歩行に問題がみられなかったため、その日は安静に過ごしていただきました。家族には状況を報告し、翌日以降の痛みや打撲部位の経過観察、必要があれば受診するようお願いしました。
【予防策】
- 浴室に滑り止めマットを設置する。
- 常に職員が見守り、手すりや介護用椅子を活用する。
- 利用者の体調や足元の状態を事前に確認しておく。
【事例2】レクリエーション中に気分が悪くなり嘔吐したケース
普段と変わらない様子だった利用者が、午後のレクリエーション中に突然「気分が悪い」と訴え、嘔吐した事例です。
【実際の対応】
- 利用者の状態を観察
利用者の体調とバイタルサインをチェックしました。バイタルサインに問題はなく、意識もはっきりしていたため、安静にしていただくよう伝えました。 - 感染対策を行い、嘔吐物を処理
職員に、ほかの利用者を別室に移動するよう依頼しました。また、嘔吐物の処理、嘔吐物周囲の感染対策と換気もお願いしました。 - 職員・家族に報告し、病院に受診
状況を職員と家族に報告しました。バイタルサインに異常は見られなかったものの、家族と相談のうえ病院を受診しました。
【予防策】
- 利用者の体調をこまめに観察する。
- 利用者が嘔吐した際のマニュアルを作成し、迅速に対応できるようにする。
- 適切な嘔吐物の処理を徹底し、感染拡大を防ぐ。
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デイサービス看護師として働くなら「看護師転職サイト」がおすすめ
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看護師ワーカー 公式サイトへ【まとめ】日頃の準備で急変時に備えよう
デイサービスでの急変対応では、迅速な初期対応と職員・医療機関・家族との連携が欠かせません。意識やバイタルサインの確認、情報共有、救急対応の流れを理解し、適切に行動することが利用者の安全につながります。
また、緊急時の対応手順をチーム全体で共有し、日頃からシミュレーションを行うことで、より迅速な対応が可能になります。日頃の準備を徹底し、万全の体制で急変時に備えましょう。























